三重県内企業・団体様の取り組み紹介

四日市市
株式会社プラトンホテル(プラトンホテル四日市)様

パートナーシップで、地域資源を生かした新たな価値づくりを

左:味岡夕里菜さん 右:黒田美和支配人

・・・・・

四日市駅前の繁華街にあり
重厚な佇まいで存在感を放つプラトンホテル四日市。
建造物の歴史は古く1977年に四日市都ホテルとして落成、
その後何度か売却を繰り返し、
ザ・プラトンホテル、プラザホテルアネックス、
ロワジールホテルと名称を変え、
2012年にプラトンホテル四日市としてスタートしました。
オーナー会社である
株式会社プラトンホテル・佐野貴信社長は、
ホテルが売りに出された際、
「地域の核としての役目を持つシティホテルは、県内企業が経営すべき」
との思いで、手を挙げたと言います。

▲重厚な佇まいのプラトンホテル四日市

▲フロントの天井はアンティークなステンドグラス

このエピソードからも伺えるように、
プラトンホテル四日市は「三重県のホテル」であることに
誇りと責任を持ってサービスを展開しています。
その一例が、朝食ビュッフェ「みえの朝ごはん」です。
南北に長い三重県の各地域の産品を使用したメニューが
ずらりと並んだビュッフェは、
「県内各地の郷土料理を味わえる」と
宿泊客に喜ばれています。
また、この企画には、
三重県の一次産業を応援したいという思いも込められている
と、支配人の黒田美和氏。

全国から人が集まるホテルは、
地域の発信基地としての役割を担っています。
みえの朝ごはんを通じて産品の魅力を発信し、
三重県の一次産業の発展・永続に
役立ちたいと思っています。

▲朝食ビュッフェ みえの朝ごはん

1年前、この思いを更に推進すべく
「食材の上流にさかのぼるプロジェクト」がスタートしました。
これは、株式会社ゲイトとの共創プロジェクトで
1次産業・2次産業・3次産業をつなぐ新たな取組として
注目を集めています。

プロジェクトの一環として
食材の生産地や加工会社をホテルスタッフが訪問し、
生産現場の見学や生産体験、加工体験を行っています。
これまでに、
熊野市の二木島湾での定置網漁体験、加工体験や、
鈴鹿市の農園での農業体験、
三重県中南勢地域の生産地視察などを実施しました。

お客さまと直に接する私たちには、
提供する食の価値を伝える責任があると思うのです。
その食材が
どういう場所で、
どれだけの手間がかけられ、
どんな思いで生産されているのか。
ただ美味しいというだけではなく、
そこに込められた物語を伝えることが
お客さまの喜びと生産者さんの喜びに
つながると信じています。

さらに、黒田支配人の話はスタッフに対する思いへと続きます。

スタッフには、ここで働くことに
誇りと喜びを感じて欲しいとずっと願ってきました。
プロジェクトを通じて
生産現場や生産者さんを知り
スタッフの中に新たな使命が芽生えたように思います。
お客さまと生産者さんのあいだに立ち
双方の喜びを創造することが
成長とやりがい、そして、誇りと喜びに
つながっているのを感じます。

▲二木島湾で定置網漁を体験

▲漁の後は加工体験

生産体験に参加したスタッフのひとり、味岡さんからは
こんな言葉が。
「体験で知った食材の価値を、お客さまに伝えたい!」

価値観を共にする生産者や企業とのパートナーシップで
SDGsを推進しているプラトンホテル四日市。
今後は、この取組をさらに押し広げ、
「漁村ホテル」への展開を予定しています。
熊野市の生産事業者や地域との協同のもと
地域資源を生かした新たな価値づくりのための一歩が
踏み出されています。

企業・団体プロフィール

  • 名称

    株式会社プラトンホテル(プラトンホテル四日市)
  • 住所

    〒510-0087 三重県四日市市西新地7-3
  • 電話番号

  • 事業内容

    宿泊、各種宴会、婚礼など
  • HP

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